2020年3月28日日本文化政策学会第14回年次研究大会がオンラインで開催され、分科会「評価と情報」で次の3つの発表があり、吉本光宏(ニッセイ基礎研究所)副座長ととともに、吉田が座長を務めました。商店街と芸術祭という従来から語り尽くされてきたテーマですが、それぞれにこれまでとは別の切り口で分析していこうという大変意欲的かつ興味深い研究発表でした。川畑さんの研究からは、芸術祭とSNSという喫緊のテーマについて、主にマーケティングと評価という2つのアプローチ方法があるのではという示唆を得られました。
・LEE Kai Hui (東京大学大学院人文社会系研究科 文化資源学研究室 修士 2 年)
「都市遺産としての日本の商店街―経年的価値(Age Value)の重視と都市遺産
(Urban Heritage)概念の展望―」
・大野はな恵 (東京大学学術研究院)
「フェスティバルズ・エディンバラにおける評価事業の変遷からみる手法の発展と意義」
・川畑泰子(立教大学社会学部メディア社会学科 助教)
「都市生活に根付く国際芸術祭における web 上の情報の利活用方法の検討」