2023年7月19日(水)に開催しました「特別シンポジウム パンデミック後のビエンナーレ・トリエンナーレの行方ー領域横断的な視点から」の要旨を掲載しました。
2010年代に国内で乱立した芸術祭は、パンデミック禍、ウクライナ戦争を始めとする世界の危機的状況を経て、その在り方自体が問われつつあります。そうした中、 2022年度はドイツで「ドクメンタ 15」が、国内では国際芸術祭「あいち 2022」が開催されました。 本シンポジウムは、 国際芸術祭「あいち 2022」 を始めとした国内の芸術祭をよく知るキュレーター、文化政策研究者、美術史学者をお招きし、 「ドクメンタ 15」が 提示した問い、すなわち、 芸術祭の批評、市民参加、 ポストコロニアリズムそれぞれを出発点に、国内の芸術祭、ひいてはアートや世界の行方について領域横断的な議論をしていただく貴重な機会となりました。今後も、芸術祭の行方についての議論を継続・発展させていきたいと考えております。
【パネリスト 】
中村史子(愛知県美術館主任学芸員、国際芸術祭「あいち 2022」キュレーター)
藤原旅人(九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター特任助教)
吉田隆之(都市経営研究科准教授)
【ディスカッサント】
山本浩貴(金沢美術工芸大学美術工芸学部講師)
【日時】
2023年 7月 19日(水) 18:30 21:00
【場所】大阪公立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)