〇 創造都市研究科の系譜を受け継ぎ、関西の文化政策研究の拠点を目指します!
地域密着型のアートプロジェクトや国際芸術祭が全国的な展開をみせる日本において、創造都市研究の拠点としての系譜を受け継ぎつつ、文化政策、アートマネジメントなどを主に研究しています。
研究テーマの例は、次の通りです。
・アートプロジェクト、芸術祭に関わる研究
・文化法、評価、アーツカウンシルなど芸術文化を支える法制度に関わる研究
・公共ホール、美術館、博物館など文化施設に関わる研究
・文化財に関わる研究
・文化資源を活用したまちづくりに関わる研究
〇 吉田の主査ゼミの指導方針
1.文化政策・まちづくり(文化資源)をテーマとすることがのぞましい
2.年間スケジュール
4月~6月 最低月1回レジュメをきってもらい、ブラシュアップしていきます。
夏休み 各自でフィールド調査を行います。
10月 パワーポイントで発表資料を作成し、プレゼンテーション(20分)(2020年度は、他大学の研究者を討論者に招き、吉田ゼミの中間報告会を開催しました。)
11~12月 毎週1章ずつ書き上げてもらう。
1月 総仕上げ
3.心がけていること
1)学会発表等他流試合をしてほしい。
5月 インターゼミへの参加
- インターゼミとは、東京大学大学院人文社会系研究科、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科、慶應義塾大学大学院文学研究科(アート・マネジメント分野)、静岡文化芸術大学芸術文化学科の修士の学生が一堂に会する発表会
2019年度、2020年度とともにゼミ生全員が学会で発表されています。
2)量でなく質を重視
・量より質を重視します。
質とは、学術上のオリジナリティを始め理論的な部分です。文化政策、アートマネジメントは、それ自体が独立した学問分野ではなく、法学、政治学、経済学、経営学、美学、美術史、社会学など様々な学問分野からアプローチをしていきます。吉田は、法学・政治学に立脚しています。もちろん、吉田研究室では、法学・政治学以外でのアプローチや、上記以外の文化政策に関わるテーマを研究することができます。吉田の手が届かないところは、文化政策研究のネットワークを通して、積極的に他の研究者のアドバイスをいただけるよう環境を整えます。
修士論文では、問いに対して論理を積み重ね、結論を出す能力が求められます。リサーチによって、問いを解決するに必要な事実を抽出し、構築した分析の枠組みで評価する作業です。一般社会人としては必ずしも必要がない能力かもしれませんが、研究者の端くれとしてこうした能力を身につけてもらい、修了後の生き方、働き方に意味をもたせることができるかを大事にします。
3)各自のペース・能力にあわせ、進めていきます。
研究室に入ることを希望される方は、事前相談に応じます。下記まで連絡ください。
メールアドレス yoshida[AT]osaka-cu.ac.jp